TKMデジカメ山歩き 2017/5/11(木)
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金剛山
スタート:水越峠 →
ルート :↑県境尾根、↓丸滝谷
日本200名山、関、近100名山
歩いた足跡

歩行断面図
【所在地】奈良県
【山地系】金剛山地
 
 
 
湧出岳 足跡のダウンロードは ( こちら ) から
※ダウンロードできない場合は ( こちらを参照 )
 Ⅰ△1111.89m (金剛山)
標高 時間
到着/出発
休憩
タイム
地名・ポイント名 区間
歩行タイム
ガイド本
コースタイム
(往)歩行
累積タイム
(復)歩行
累積タイム
自宅⇔現地 (往) (復)
470m  07:47   ① 水越峠 バス停横 P 0:24 - 0:24   出発時間 06:15 16:40
   08:11   ② 県境尾根 林道分岐 到着時間 07:35 17:55
1:43 - 2:07  
   09:54~10:00 0:06 ③ 国見城跡 片道距離 44 ㎞ 43 ㎞
0:11 - 2:18  
   10:11   ④ カトラ谷 お花畑 往復距離 87 ㎞(AVG= - )
0:43 - 3:01  
   10:54~11:00 0:06 ⑤ 国見城跡  
0:07 - 3:08  
1125m  11:07   金剛山 P1125(葛城神社)  
0:40 - 3:48  
   11:47   ⑦ ちはや園地  
0:36 - 4:24  
   12:23~13:13 0:50 ⑧ 国見城跡 ASC(総上昇)プロトレック 1220 m
1:45 - 6:09 1:45
   14:58   ⑨ 丸滝谷 DSC(総下降) 〃 1220 m
1:31 - 7:40 3:16
   16:29   ⑩ 水越峠 バス停横 P 総上昇量(GPS) 1271 m
  8:42 1:02   7:40 -     移動距離(GPS) 18.0 ㎞
 
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アプローチ

奈良 ⇔ 《R24》 ⇔ 《大和高田バイパス》 ⇔ 《R24》 ⇔ 《R309》 ⇔ 水越トンネル西口 ⇔ 《旧R309》 ⇔ 水越峠バス停横
※ 帰路は京奈和道 御所南IC経由で帰宅


駐車場

水越峠バス停横の駐車場


ルート

P → 水越峠 → 《県境尾根》 → 太尾塞跡 → 六道ノ辻 → 六道ノ辻上方分岐 → 《西方面探索》 → 六道ノ辻上方分岐 → 大日岳 → 国見城跡 → カトラ谷 お花畑 → クリンソウ群生地 → 国見城跡 → 葛木神社(金剛山) → 湧出岳 → ちはや園地 → 国見城跡 → 六道ノ辻上方分岐 → 《石ブテ西谷源流・青崩道出合》 → 六道ノ辻上方分岐 → 六道ノ辻 → 《丸滝谷》 → 石筆橋 → P


記録

金剛山の未踏のルート 県境尾根から山頂に向かい、真っ盛りになったと思われるカトラ谷のお花畑に ニリンソウを見学に行く事にした。
県境尾根は、最近ネットのレポで見かけるようになっている。

水越峠の下にあるバス停(バス車庫)横の駐車場が空いていたので、そこに駐車する。
下山ルートは決めていないが、石筆橋の方に下山する予定なので、水越峠まで行かなくても周回になるので、ここに停めても遠回りにはならない。

水越峠からダイトレのガンドガコバ林道に入り、少し進むと前方に太尾塞跡のピークが見える、ピーク付近はガスが出ていた。そのピークへ向かう左からの尾根が、今から歩く県境尾根だ。
水越峠から 20分弱の「越口」の直ぐ先が県境尾根取付きのある林道の入口だ。入口付近に雑木があるので、林道の真横に行かないと林道入口は見えない。正面を見て歩いていると見落とす所だ。

その分岐から、半分ほど草に覆われた橋を渡り、荒れた林道に入る。橋を渡った所に、木に巻かれた白いテープにマジックで 「←県境尾根」 の案内が書かれていた。
そのすぐ先に、県境尾根への最初の取り付き口がある。案内には 「県境尾根に合流しますが ヤブ + 倒木多し オススメできません」 「→県境尾根取りつき あと少し」 との丁寧な案内があった。その指示に従い林道をそのまま進む。
ヤブ化しつつある荒れた林道を数分進むと、「オススメ 県境取りつき」 の案内。そこで林道を別れ、ザレた斜面を登る。案内がなければとても取付きとはわからないような所だ。
ザレた斜面を滑りながら少し登ると、明確な尾根ルートに入る。この先は一直線に伸びる尾根なので迷う頃はないが傾斜がキツイ。
途中で、一息つける緩い傾斜部分もあるが、ほんの短い距離。そこを過ぎると再び傾斜がキツクなり、登るほど益々傾斜角が増してきた。

大汗をかきヒーコラ言いながら登ると、突然傾斜が緩くなり、ササ地帯に入る。
踏み跡を抜けていくと、太尾塞跡のすぐ下でガンドガコバ林道に合流。右に行けば太尾塞跡経由で山頂に向かうが、合流した道を山頂への道と勘違い。
一旦太尾塞跡に行くが再び戻ってしまう。道は下って行くのでおかしいと思い、何度も確認してようやく間違いに気付く。方向感覚がくるってしまい、中々間違いに気づかなかった。
若いころは方向感覚抜群であったが、年齢とともに方向音痴になりつつある。

再び太尾塞跡に上がり、山頂への道を進む。
六道ノ辻のすぐ上に、以前から気になっていた右に広い林道のような道がある。
時間的に余裕があるので、その林道のような道に入ってみる。少し進むと道は細くなり下っているが明確な道が続いていたのでそのまま先に進む。
窪地のような所に出ると、ルートが不鮮明になった。そのまま窪地を抜けて反対側に登り返し尾根の登りに掛かると尾根を横断している明確な道にぶつかった。

どちらに行こうか迷ったが、登りになる左を選択、少し登ると右からの山道の合流した。そのまま進むと、先ほど入った広い道のすぐ上で山頂への道に合流した。約 20分ほどの道草だったが、明確な踏み跡があり分岐(合流)もあるが、作業道だろうか?

山頂への道に戻って、大日岳を経由して国見城跡で一服、オニギリを食べていると、ライブカメラの前で人が並び始めた、10時のライブカメラだ。
当方も参加すべくオニギリを急いで腹に入れライブカメラに収まってから、お花畑に向かう。

カトラ谷への道に入り、階段状の急斜を 10分ほど下るとお花畑に到着。一面緑の絨毯の中に白い小さな花がイッパイ頭を出している。ニリンソウであるがほどんどが花弁を開いておらず、閉じたままか半閉じの状態だった、まだ少し早かったようだ。
ヤマシャクはないかと、お花畑の中を探しながら下って行くと、お花畑の下方で 10株ほど見つけたが、こちらもまだ蕾状態、咲き掛けが 1輪あっただけだった。

お花畑を下りきると、ルート上に倒木のあるクリンソウ群生地への分岐だ。クリンソウはまだと思うが、そこから山頂に登り返す。
分岐から少し上がるとクリンソウ群生地だ、予想通りまだまだであったが、1ヶ所だけ咲き掛けのクリンソウがあった。

花を傷めないよに、足元に気を付けて群生地を抜けると、ザレ場の急登だ。以前ロープがあったのに見当たらない。ズルズル滑りながら、少し登ると、太いロープが出てきた。もう少しロープを延ばしてほしい所だ。

ロープ場を抜け急なルートを上がって行くと、P989のタカハタ道に行く尾根に合流。六地蔵のすぐ下だ。
国見城跡に戻ると、お花畑への周回に 1時間弱だったので、ちょうど 11時のライブカメラに人が並び始めた所だった。再び当方もライブカメラに参加。

まだ時間が早いので、いつも通り「ちはや園地」への周回に向かう。
葛木神社で山歩きの無事を祈願して、湧出岳の一等三角点にタッチしてから、いつもとは違い展望台からロープウェーに行くルートに入る。途中にあるカタクリを見に行ったが、もう終わっていた。
ミュージアムの裏のピークに寄ってから、ちはや園地経由で金剛山遊歩道を進み、みたび国見城跡に戻る。

ちはや園地への周回で少しウロウロと寄り道をしたのでお昼を大分過ぎてしまった。早速遅くなった昼食を開始。
コーヒーを飲んで後片付けを始めると、人が 13時のライブカメラに並び始めた。今日 3度目のライブカメラに参加する。

下山ルートは、丸滝谷にすることにして帰路に向かう。
往路でウロウロした所が気になっていたので、六道ノ辻の上側に戻ってきた場所で再び探索に入ってみる。
最初の分岐で今度は左側に進む。初めは明確な道であったが、窪地(小さな谷)に出た所で踏み跡が無くなる。ウロウロしていると先にテープが見えたので行ってみる。谷向こうの尾根が青崩道なので、その青崩道まで行ってみる事にする。谷に下りるとナベとテープがあった。石ブテ西谷の源頭部だ。
谷から青崩道へ上がれそうな所を探しながら、谷を少し遡り、登れそうな急斜面から取り付く。登り切ったササヤブを抜けると青崩道にやっと合流した。

青崩道を少し下ってから、再び横の石ブテ西谷の源頭部に下りやすそうな場所から下る。
先ほどルートをロスした所までGPSの軌跡を見ながら戻り、別れた分岐地点で往路で歩いた分岐に入る。
往路でぶつかった所をそのまま進むと、窪地に入り道がなくなった。今日はココまでとして、往路に入って来た道に戻り、六道ノ辻の上に戻る。今度は約 1時間(58分)の道草

六道ノ辻に下り、その六道ノ辻を左に折れる。1段下の石ブテ尾根への分岐をそのまま下り、2段下の丸滝谷への分岐を左に折れる。
丸滝谷ルートは登りでは、3度歩いているが下りでは初めてだ。登りでの経験では丸滝さえ気を付ければ後は問題ないとの印象が残っている。その丸滝もロープが何本もぶら下がっているので大丈夫と思う。

丸滝谷分岐を下ると、お花畑のような所だ。花は咲いていないがエンレイソウの大きな葉っぱが多くあり、目立っていた。
そのお花畑のような所を抜けると、アリジゴクの源頭部だ。横側からアリジゴクのザレ場に降り、時々ロープを掴みながらアリジゴクを下って行く。

10分ほどで、丸滝の上部に出た。ロープがあるのでロープを持ち、下降点まで進みかけると、岩に滑り尻もち。ロープをもっていなかったら、そのまま滝に落ちて行ったかも・・ 非常にヤバかった。
滝の横側から、垂直に近い斜面をロープを掴みながら下る、足がかりが滑らないことを確認しながら下る。少しロープに振られてヒヤッとした場面もあったが無事着地。難関を突破した。
なお、ロープは複数本あったので特に心配しなかったが、ロープが切れたら一巻の終わりの所だ。

この先は谷下り。右に左に渡渉を繰り返しながら下って行く。新しい倒木も何個所かあったが、鬱陶しい程度で、特に問題ない。
小さな滝が何個所かあるが、ロープがあるので下れるが、ヒヤヒヤものだ。
登りではそれほど危険を感じていなかったので頭の中では丸滝を通過すれば後は問題ないと思っていたが、トンデモナイ。緊張状態が続く。

そんな所を慎重に通過していくと、中尾ノ背・石ブテ東谷の分岐に合流した。ここまで来たらもう安心。
15分ほど下って行くと、林道の終点に到着。
丸滝谷ルートは、下りでは注意していても滑る事があり危険が大きい。当方的には下り厳禁だ。

林道を下って行き、石筆橋を渡り、旧R309をテクテクと登って行き、駐車した水越峠下のバス停横の駐車場に戻り今日の行程を終える。

 
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水越峠の下にあるバス停横の駐車場


石筆橋に下山予定の為、、水越峠に路駐せず、この駐車場が空いていたのでここに駐車

水越峠
軽の人は葛城山の方に行かれたが、葛城山のツツジはまだ早い

太尾塞跡はガスに包まれている。 ピークに向かう左側からの尾根が県境尾根

この橋を渡る林道に入る
真横に来ないと林道が見えないので、正面を見て歩いていると見落とす。

橋を渡ると 「←県境尾根」 の丁寧な案内あり

直ぐの所に 「県境尾根に合流しますが ヤブ + 倒木多し オススメできません」 「→県境尾根取りつき あと少し」 とあり。 指示に従い、そのまま林道を進む

ここは単に県境の表示

「オススメ 県境取りつき」

ここで林道を別れるが、取りつきは急で滑りやすい
案内がなければ、取り付き口には見えない

少し上がると、明確な尾根道になるが、急登の連続

一旦緩んだ所。
伐採中で注意してくださいとの案内

写真では分かり辛いが、この先 メチャ角度が急

ヒーコラ言いながら登ると、急登が終わり、ササ地帯に

太尾塞跡手前のガンドガコバ林道に合流
山頂へに道に合流したと勘違い。左に行きかけた

太尾塞跡

六道ノ辻
この少し上で、以前から気になっていた、西方面に折れる林道の用な広い道があるので、探索に行ってみる。

直ぐに道は細くなったが、明確な山道が続いている

窪地に入ると、ルートが不鮮明になった

窪地の反対側の尾根に入り、杉の落ち葉のフカフカ絨毯を踏みながら、尾根を少し登ると

尾根を横切っている山道にぶつかった。
左に進む

先ほど別れた、広い道のすぐ上に出てきた。
右側から出てきた。左が山頂方向

下方を見ると、広い道はすぐ下にある
探索の道草タイムは約 20分

大日岳

国見城跡に到着
スタートして 2:07'、寄道を除けば 1:47' だった

急いでオニギリを食べ、ライブカメラに並ぶ

ライブカメラの映像
右から 2番目の黒い服が当方
全く顔は分からない

ライブカメラに参加してから、カトラ谷のお花畑に、ニリンソウを見に向かう

お花畑
少し早かったようで、ほとんどがまだ蕾だった。
雨上がりのためか虫がイッパイ

谷向こうにもニリンソウ畑が広がっている

何かの卵かな?

お花畑を少し下り、倒木の所で今度はクリンソウの群生地に向かう

クリンソウの群生地
数株ほど咲き掛けがあっただけで、まだまだだった。

ロープ場を上がってきた所
そのロープの先まで上がるのが滑りまくりで大変だった
ロープが短すぎる

P989の尾根(タカハタ道)に上がった所
左から出てきた

山頂方面に直ぐの所に 六地蔵

再び国見城跡に
カトラ谷のお花畑とクリンソウ群生地の周回に 1時間弱

ちょうどライブカメラの時間だったので、再び参加

11時のライブカメラ
今度は左端

時間が早いので、いつも通りに ちはや園地方面の周回に向かう

葛木神社
山歩きの無事を祈願

湧出岳 一等三角点

天望台
展望はなさそうなので登らず
カタクリがあるかロープウェーの方に見に行く → 完全に終わっていた

香楠荘の前のピーク(ミュージアムの裏)

ちはや園地

香楠荘の横からの展望
大峯方面はわずかに見えるかな

みたび国見城跡に
周回中にウロウロしたので遅くなってしまった
さっそく昼食に

昼食の後片付けをしていると、1時のライブカメラが始まったので、3度目の参加
今度は中央の後方、金の字の真横

少しユックリして下山に向かう

大日岳

往路で探索に行った所に再び向かう

石ブテ西谷の源頭に出た

ナベとテープ
向かい側が青崩道が通っている尾根であるが、急斜面で登れそうな所を探す

何とか尾根にでたが、青崩道は巻いているようで、見当たらない

青崩道に右のササヤブから出てきた
少し下側で、再び石ブテ西谷の源頭に無理やり下る

先ほどは左側に進んだので、今度は右側に行ってみる

明確な道が続いている

窪地に入ると途端に道が分からなくなる
探索を切り上げ、戻る

六道ノ辻の少し上の分岐まで戻ってきた 今回の探索 道草タイムは 58分

六道ノ辻
左に折れる

六道ノ辻の二段下の分岐
左の丸滝谷に向かう、下りでは初めて

お花畑?

アリジゴクの最上部

アリジゴクに下り、ロープを頼りに下って行く

水が流れ始める

丸滝の上部
気を付けていたが、岩に滑ってしまう、ロープを持っていなかったら滑落したかも・・ヤバかった

丸滝 下方から
下りはやはり怖い

障害物

ここも障害物

ロープが落ちていた
短い段差だが、下るのに一苦労

中尾ノ背・石ブテ東谷の分岐
ここまでくれば、一安心

谷横のルートで一息

直ぐ先で再び谷を少し下り、再び谷横のルートに入る

石ブテ 47番(点線の尾根)に出る尾根の分岐

以前に鉄板橋のあった所
広く流され中洲まで出来ている

石筆橋


無事駐車場に帰還
先着車は全て帰っていた
   
 
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??
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バラ科
??
??
 
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