TKM の デジカメと山歩き | 2017/1/25(水) | 別ウインドウで拡大表示 |
|||
---|---|---|---|---|---|
晴 | |||||
金剛山 | |||||
スタート:水越TN西口 → | |||||
ルート :↑青崩道・ツツジオ谷、↓太尾東尾根 | |||||
日本200名山、関・近100名山 | ![]() 歩いた足跡 |
![]() 歩行断面図 |
|||
【所在地】奈良県 | |||||
【山地系】金剛山地 | |||||
足跡のダウンロードは ( こちら ) から ※ダウンロードできない場合は ( こちらを参照 ) |
|||||
標高 | 時間 到着/出発 |
休憩 タイム |
地名・ポイント名 | 区間 歩行タイム |
ガイド本 コースタイム |
(往)歩行 累積タイム |
(復)歩行 累積タイム |
自宅⇔現地 | (往) | (復) |
390m | 10:03 | ① 水越TN西口 石筆橋 | 1:05 | 1:30 | 1:05 | 出発時間 | 08:30 | 16:20 | ||
11:08~11:14 | 0:06 | ② セト | 到着時間 | 09:50 | 17:30 | |||||
0:43 | 0:40 | 1:48 | ||||||||
11:57 | ③ ツツジオ谷 入口 | 片道距離 | 42 ㎞ | 46 ㎞ | ||||||
0:43 | - | 2:31 | ||||||||
12:40~12:48 | 0:08 | ④ 二ノ滝 氷瀑 | 往復距離 | 88 ㎞(AVG= - ) | ||||||
0:46 | - | 3:17 | ||||||||
1125m | 13:34~14:24 | 0:50 | ⑤ 国見城跡(金剛山 P1125) | |||||||
0:12 | 1:00 | 3:29 | 0:12 | |||||||
1094m | 14:36 | ⑥ 大日岳 P1094 | ASC(総上昇)プロトレック | 1090 m | ||||||
0:49 | 4:18 | 1:01 | ||||||||
15:25 | ⑦ 太尾 西・東尾根分岐 | DSC(総下降) 〃 | 1065 m | |||||||
0:38 | 0:40 | 4:56 | 1:39 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
16:03 | ⑧ 水越TN西口 石筆橋 | 総上昇量(GPS)eTrex | 1103 m | |||||||
6:00 | 1:00 | 4:56 | - | 移動距離(GPS) 〃 | 10.8 ㎞ |
奈良 → 《宮跡通り》 → 《R24》 → 《京奈和道》 → 《R24》 → R309 → 石筆橋
復路は 御所南ICから京奈和道に入り帰奈
石筆橋の横に路駐
P → 《青崩道》 → セト → 《黒栂谷》 → 《ツツジオ谷》 → 二ノ滝 氷瀑 → 国見城跡 → 大日岳 → 六道ノ辻 → 太尾塞址 → P735 → 《太尾西尾根》 → P
先週に引き続き、2週連続の寒波に近畿地方も見舞われた。
山陰地方では豪雪になり、突然のドカ雪のため車が動けなくなり、各所で多くの車が車中で一夜明かしたとの報道もあった。
今日は、昨年秋に加入した親睦教室のある日であるが、当家の山ノ神がこの寒さで持病が悪化したのか、出席できないので当方も親睦教室の出席はヤメ、急遽に山歩きに出かけることにした。昨日までの寒波は今日は緩むとの事。
ノーマルタイヤでは、遠出は危なっかしいので、先週に行ったばかりであるが道路が安全な金剛山に行く事にした。
とは言っても、この冷え込みでは朝早いと、先週同様に水越トンネルに向かう坂がヤバイかもしれないので、通勤時間帯が過ぎ、多くの車が通った後に到着するようにゆっくりと出発することにした。
という訳で遅出のスタートになるため、今回のルートは、青崩道のセトから黒栂谷を下り、ツツジオ谷の二ノ滝の氷瀑を見学して、金剛山の山頂に登り、下山は山頂に到着した時間の都合で決めることにした。
通勤渋滞が終息しかけた頃に自宅を出発。特に渋滞に巻き込まれることもなく、順調に走る。
京奈和道の高架道路から前方に金剛山が見え始めると、何と麓近くまで雪が冠っているのか白い、ここまで白い金剛山を見るのは多分初めてだ。今日の山歩きの期待が高まる。
現地には大体予定通りに到着。時間が遅いせいか、平日にもかかわらず案外に駐車している車は多かった。列の先頭の石筆橋の少し上に路駐する。
少し戻り、トイレの横から、石ブテ林道に上がり、数十メートル先の青崩道の登山口より入山。
足元は積雪があるものの、土の地面が半分ほど露出している、チョット様子が違う感じだ。
青崩道は道幅も広く、キツイ傾斜も少ないので歩きやすいので、歩き初めのシンドさを我慢しながら頑張って歩く。
高度を上げるにつれ雪の量は増えてきた、踏み固められている所も多いが凍結までしてないのでアイゼンは付けず。
しかし、上赤坂城跡(坊領山)分岐からセトまで下りになる場面で、続けて2度も滑って尻もち。1度目は思いっきり尾てい骨を地面に激突、左手で横転を防いだので左肩に衝撃も入った。
大した傾斜の下りでもなかったので、安易に下ったのが悪かった。積雪時の下りは甘く見てはダメだ。
セトに着くと、予定している黒栂谷への下り口に、「作業中」の立て看板と「キケン」のテープが張ってあった。新しいトレースはなかったので少し迷うが通行禁止の文言は見当たらなかったので、予定通りに黒栂谷を下る事にして、アイゼンを装着。今日は 10本爪を持ってきた。
アイゼンが良く効き滑る事もなく、少し下ると林道に交差した。新しく林道が出来たようだ。その林道経由で下れるかと思うも、左右どちらが下りなのか判別がつかない。谷は下に向かっているので、林道を横断して下れそうな所から谷に入ると、山道に繋がった。そのままドンドン下ると、黒栂林道に着地。
林道上に積もっている10センチ程の新雪の上を軽快に下って行く。古いトレースがあるのみ。途中で年配の単独さんと遭遇、セト経由で行くのかな。
カトラ谷分岐に着くと、数人分のトレースがカトラ谷に向かっていた、セト方面には先ほどの単独さんのトレースがあるのみ。
「かま道」の入口がある林道分岐に着くと、黒栂林道は橋を渡り右岸側を下るが、正面の林道にもトレースがあったので通行可能と判断し、ショートカットできる左岸側の林道を進む。
少し先の「松ノ木道」の入口には 1人分の足跡が沢に向かっていた、先ほどの「かま道」にも 1人分の足跡が向かっていた。
林道が堰堤にぶつかると、以前あったハシゴがない! 飛び降りる事が出来ても登ることは不可。ガードレールに足をかけて登ろうとしたりしたがムリ。致し方ないので引返す。ショートカットのつもりが大回りになってしまった。
先ほどの分岐まで戻り橋を渡って右岸側を暫く下り、車止めゲートを横から越え、左岸側の林道に折り返す。左手に水道施設を見て、橋のガードレール手前を右のツツジオ谷に入る。ガードレールにマジックで「ツツジオ谷」「タカハタ道」と書かれていた。
沢沿いに遡って行くが、途中高巻きする所で、大又を広げて岩に登ったり手を使ったりして登る場面もある。
ズーット下を向いて歩いていたためか、腰折滝に気が付かず。
タカハタ道分岐では、タカハタ道方面にはトレースはあったものの薄く、多くのトレースはツツジオ谷に向かっていた。
タカハタ道分岐からしばらく進むと、道が二手に分かれていた。右の川沿いに進むと一ノ滝、上の方は可成り凍っていた。この分だと 二ノ滝はバリバリか と期待する。
元の道に戻り、少し上がると再び道は二手に分かれた、二ノ滝に到着だ。先週も訪れたばかりだ。
だが、期待していた完全氷瀑は見らせず。それどころか水の流れる中央は氷結していなかった。2度目の寒波で相当冷え込んだので大いに期待していたが、先週の方が凍り具合が断然に多かった。
とは言っても、見ごたえがある美しさがある。暫く鑑賞・撮影会。
この時点でお昼を大きく越している、オニギリを小腹に入れて、山頂を目指す。
二ノ滝の高巻に掛かると、岩場を何個所か超えるので、大又を広げたり手を使って登って行く。
沢に戻り傾斜が緩くなると、周りの景色が一変、雪景色に変わった。深い渓谷の雪景色と言った感じ。今日は氷瀑よりもこの景色の方が良かったかな。
谷から急斜面を尾根に上がり、尾根上の登りに入ると、ココの景色も素晴らしかった。
落葉した小枝に咲いている霧氷。大きな杉の木(桧かな)の枝が積もった雪の重みで垂れ下がった姿。雪化粧したササの葉。などなど。 見飽きぬ景色だ。
そんな雪景色を見ながら尾根をダラダラと登って行き、山頂広場に到着。国見城跡に上がると、1時半を過ぎているのに多くの人がいた。
今日は 久しぶりにスーパーでアルミ鍋のラーメンを購入してきたので、テーブルのある登頂捺印所前に移動し、遅くなった昼食に入る。
横の温度計は -3℃を掲示していたが、風がないのでまだましだ。
いつもそうだが、胃が温まると手足の先が冷たくなる。血が胃の方に集まってしまうのか、ゆっくりしていたので冷えてしまったのか分からないが、しびれるほどになってくる。
動き出せば温まるので、下山に向かう。
先週、葛木神社にお参りをしているので、今日はカットしてそのまま下山に向かう。
今日はセトまでは順調に来たが、ツツジオ谷の登り返しから何だかシンドクなりペースが落ちてしまい、山頂到着が遅くなってしまった。この冬初めての 10本爪が体力を奪ったのかな。
そんなんで、下山ルートは最短の太尾西尾根から石筆橋に下りることにした。
大日岳の前後の素晴らしい雪景色を見ながらドンドンと先に下る。良く滑る所もアイゼンが効いて確実に下れるが、時々アイゼンを引っ掻けて前のめりになる。足の運びが悪い、先週に比べ下りのペースも出ない。
10本爪アイゼンのせいかな。
という訳で、着実に下って行き、太尾尾根の西・東尾根分岐で、西尾根のルートに入らず、そのまま直進してP735に登る。トレースがあり同じ靴跡が往復している。
迷いやすいルートではないがトレースがあると何も気にしなくてよいので楽だ。そのトレースを追って尾根伝いに下り、西尾根のルートに合流する少し手前からの急下りを、アイゼンを引っ掻けないように慎重に下る。
ココは無雪期に2度下った経験があるが、その時は特に気にならなかったが、今回はその急下りを少しビビり気味に下った。
ルートに合流してからはルンルン、途中でアイゼンを外し、無事下山。
下山が遅くなったこともあるが、駐車している車は数台しかなかった。